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金沙遺跡博物館きんさ・いせきはくぶつかん

  •  2001年2月、不動産会社が金沙村で下水道の配管工事を行っていたとき、骨状のものや青銅器、玉器、石製の人体像を大量に掘り出した。
  •  考古作業隊の発掘によって、5kuにわたる遺跡で大規模な建築物の土台遺跡、祭祀区域、生活区域、墓地が発見された。今のところ古城の遺跡は発見されていないが、 学者たちは遺跡の規模、機能の異なるエリア、さまざまな文物をもとに、ここは三星堆文化が衰微した後、成都平原に新たに興ったもうひとつの古蜀国の都市だと推測している。
  •  金沙遺跡は三星堆遺跡から約50km離れたところにある。どちらも成都平原に位置し、長江上流の岷江から養分を吸収し、育まれた古蜀文化だ。 金沙と三星堆は、時間的に比較すると、ひとつの文化が受け継がれた関係がよく分かる。おおよそ3000年前、魚鳧王が創建した三星堆の都は廃棄された。 同じ頃、杜宇王が創立した金沙王国は繁栄し始め、500年も続いた。
  •  器物から見ると、金沙から出土した金器、銅器、玉器、石器、陶器は三星堆のとほぼ同じ芸術的特徴をもっている。 そのうち、金製の仮面と冠帯、青銅製の人物彫像、有領(襟に似た突起)玉璧、玉璋、目の形をした什器は、三星堆の造型スタイルと一致し、 図案や紋様が同じものを見つけることができる。こうした点から、三星堆と金沙の源流が緊密な関係を持っていたことが想像できる。
  •  金沙文化も独自の特色を持っている。まず金沙から出土した200点に達する金製の器具には、さまざまな形状があり、三星堆は及ばない。 次に、金沙では現在2000点に達する玉器が出土し、圭(板状の直方体で先端が尖った玉)、璋(圭を縦に二分した玉)、j(内円外方の柱形をした玉)、 璧(薄くドーナツ状の玉)、帯に付けた装飾用の玉など二十数種あり、中国の青銅器時代における玉器の主要な種類をほぼ網羅している。 また出土した1200点の石器は、形や造りがさまざまで、小さく、精巧につくられ、日用品ではなく祭事に用いられた道具だった。 最後に挙げるのは、出土した驚くほど多くの陶器の中で、最も特色のある尖底盞(ちょこ)と砲弾に似た形の尖底杯だ。いずれも底が尖った器のため、 平らな場所には置くことができないことから、台座と組み合わせていっしょに使われたものだったと推測できる。
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