- 四川観光見所
- < 成都市内&周辺 >
- ・武候祠(ぶこうし)
- ・杜甫草堂(とほ-そうどう)
- ・成都パンダ基地
- ・寛窄巷子(かんさくこうし)
- ・金沙遺跡博物館(きんさ-いせき)
- ・青羊宮(チン ヤン ゴン)
- ・楽山大仏(らくざんだいぶつ)<世界遺産>
- ・峨眉山(がびざん) < 世界遺産 >
- ・青城山(せいじょうさん) < 世界遺産 >
- ・都江堰(とこうえん) < 世界遺産 >
- ・三星堆遺跡博物館(さんせいたい)
- ・雅安碧峰峡パンダ保護基地
- < 九寨溝・黄龍エリア >
- ・九寨溝(きゅうさいこう)< 世界遺産 >
- ・黄龍(こうりゅう) < 世界遺産 >
- ・神仙池(しんせんち)
- ・牟尼溝(むにこう)
- ・松潘古城(しょうはん-こじょう)
- ・ソルゲ大草原(若尓盖大草原)
- < 四川北部・西部エリア >
- ・四姑娘山< 世界遺産 >
- ・臥龍パンダ保護センター< 世界遺産 >
- ・海螺溝(氷河公園)(かいらこう)
- ・ミニヤコンカ(貢嗄山)< 蜀山の王 >
- ・丹巴美人谷(ダンバ‐びじんがい)
- ・稲城(ダオチェン)、亜丁(ヤーディン)
- < 三国志 >
- ・ホウ統祠< コ陽 >
- ・剣門関< 広元 >
- ・昭化古城< 広元 >
- ・ロウ中古城< ロウ中 >
剣門関
- 四川省広元市剣閣県にある大剣山は、山脈がくねくねと連なり、頂上まで行くといきなり切り立った崖になっている。北から南を眺めると、どの山も剣のようにそびえて、ただ一本だけ道が通っている。これが「天下の雄関」剣門関だ。
- 「剣門関を得れば、四川を得る」とも言われた険峻地で、この二千数百年の間に百回近くの戦いがあった。三国時代には諸葛孔明が関楼の下の谷に15kmに及ぶ閣道を造って北伐の根拠地とした。
- そして蜀が滅亡した直前、3ヶ月に渡って剣門関を死守したのが蜀の最後の名将の姜維である。263年8月、魏は全軍をあげて蜀に侵攻する。姜維は沓中から退いて剣閣(剣門関)に立てこもり、鐘会に抵抗した。兵数10万を誇る鐘会軍もなかなかこれを攻め落とせず、姜維に向かって投降を呼びかけるが、姜維は頑に抵抗を続けた。
- しかし、ケ艾が陰平から前人未踏の険路を七百里も超えて江油に入り、綿竹関の諸葛瞻を討ち取って成都に至り、劉禅は無抵抗で魏に降伏した。事情を知らぬ姜維は広漢に退き状況把握につとめた。城主の「降伏せよ」との令を知り、姜維は「ふ城」で鐘会に降伏した。武将達は知らせを聞くと、刀を抜いて石を斬りつけ、その無念さを表した。