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グゲ王国(古格王国)遺跡
- グゲ王国遺跡は西チベットのアリ地区に位置する。海抜3923m〜4200m。遺跡の入り口から頂上まで約300mの差がある。
- チベット仏教の「再出発」の地ともいえる古都トリン、グゲ王国最後の王都ツァパラン。ある者は「グランド・キャニオンの100倍」、またある者は「風の谷のナウシカ状態」とたとえるほど現実離れた景観に圧倒されること間違いなし。
- 9世紀、ボン教信者のランダルマ王が中央チベットで仏教を弾圧し、やがて暗殺されて、チベット全土が群雄割拠の時代に入った。ヤルルン王家の一部はンガリに落ち延び、シャンシュンからキナウル、スピティ、ラダック一帯を支配した。そのうち、グゲ・プランを収めた10世紀の王イェシェ・ウーは、仏教再興に熱心で、自ら出家。翻訳僧リンチェン・サンポなどをインドに派遣する一方、多くのインド人学者をチベットに招いた。
- イェシェ・ウーは、トルコ軍に身代金目当てで誘拐されたとき、自分のために用意された身代金を、インドの高僧を招くために使わせて自らは犠牲となったという逸話で知られている。
- イェシェ・ウー亡き後も王家による仏教興隆は続き、1042年、インドのウィクラマシラ僧院からアティ−シャが招かれた。アティ−シャは当時のグゲ王国の都トリン(現在のツァンダ)に滞在し、その後ドムトゥンパの招きで中央チベットへ赴き、チベット全土の仏教再興に貢献した。
- グゲ王国は11世紀には分裂して、衰えたが、14世紀前にはマンナンを都として復興が始まる。15世紀のナムギェル・デ王の時代には、ツァパラン王宮がつくられ、やがてツァパランが都となった。一般に「グゲ遺跡」といったら、この王都ツァパランの遺跡を指す。
- 1630年、センゲ・ナムギェル王のもとで強大になったラダック軍の攻撃によって、ツァパランは陥落し、グゲ王国は滅びた。