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チベット各地の標高と高山病対策
都市名 | 標高(M) | 都市名 | 標高(M) |
---|---|---|---|
ラサ(拉薩) | 3658 | チャムド(昌都) | 3240 |
シガツェ(日喀則) | 3836 | アムド(安多) | 4800 |
ギャンツェ(江孜) | 4040 | ナクチュ(那曲) | 4507 |
チェタン(澤当) | 3500 | ポミ(波密) | 2750 |
デェングリ(定日) | 4300 | リトク(日土) | 4250 |
林芝 | 3000 | ヤムドォク湖 | 4440 |
アリ(阿里) | 4300 | ナムチェ(那木錯) | 4740 |
高山病対策
- 「高山病」とは?
- 低地から低気圧・低酸素の高地に上がった時、主に酸素の欠乏によって体が順応出来ずに起こる一連の症状を言います。正確に病気ではなく、高度障害です。
高山病は薬等で事前に予防することは困難で、高山病にかかりやすい体質かどうかは実際に行ってみないと分からないと言われるし、またトレーニングなどでは改善されないと考えられている。このため、高齢者でも掛からない人はいるし、若者やスポーツマンでも発症する人はいる。また、その時の体調によっても異なるため、1回目は問題がなくても2回目で掛かってしまうこともあります。
しかし、高山病は突然発病する病気ではなく、必ずその前に兆候が現れるので、そのサインを見逃さず、素早く対処すればすぐ症状は快復する。その兆候を見逃したり無視したりすると大変なことになってしまい、最悪の場合は死亡する事もあります。
上述のように、高山病は誰でも発症する可能性のありますが、高地では低酸素状態になるため、心臓や肺に病気のある人は心臓や肺により負担がかかるので、特に注意が必要です。体への負担を考慮し、旅行を計画する前に主治医や高山病に詳しい医師に相談すべきです。 - 高山病の症状
- 高山病の症状には、大きく分けて山酔い、高地脳浮腫、高地肺浮腫の3つの症状がありあります。
- 山酔い:具体的には、頭痛、食欲不振、吐き気、睡眠不足、手や顔のむくみなど。高地に到着後6〜12時間後に始まることが多い。
- 高地脳浮腫:山酔いが激しくなって、脳がむくんだ状態になっており、完全に高山病にかかっていることになる。具体的には、激しい頭痛と嘔吐、極度の疲労感、意識混濁や異常行動、うんどう失調、失禁など。
- 高地肺浮腫:脳がむくみ、水分が侵み出した状態で、呼吸が非常に苦しくなり、体に取り込める酸素量が大幅に減少するもので、具体的には、平静時でも呼吸困難、激しい息切れ、咳や血痰が見られるなど。
- 高山病の対処法
- 「水を大量に飲むこと」 体の水分が不足すると、循環不全と言う状態になり、末端の組織まで酸素がはこばれなくなる。
- 「意識的に深呼吸を頻繁にすること」 酸素濃度が薄いわけですから、意識的な呼吸が大切です、「呼吸回数」と「呼吸の深さ」である程度カバーできる訳です。
- 「お酒とタバコは危険!」 アルコールやニコチンは、呼吸を抑制するマイナス作用があり、お酒またはタバコ、低酸素状態を加速することになります。
- 「睡眠薬危険!」 睡眠薬も・アルコールと同様、呼吸を抑制する作用があります。
- 「ゆっくり行動すること」 短時間に高度を上げることは、酸素の補給が追いつきませんので、「酸素の濃度」が薄れていきます、とても危険です。
- 「炭水化物を多く摂取する」 すぐにエネルギーになるから、米や麺類、野菜は良いですが、低酸素では消化機能が低下するため、食べ過ぎに注意して下さい。その外、睡眠不足、疲労、寒さが高山病の症状を悪化させるので、十分ご注意ください。
- ただし、症状が深刻な場合は、勇気をもって旅行を中止し、医療環境の整った所まで移動するようにしてください(または低所に移動してください)。