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昆明 円通寺(えんつうじ)

  • 昆明 円通寺(えんつうじ)
  •   南詔国の異牟尋王の時代(唐代)に創建された寺院。円通山の麓にあり、1200年以上の歴史を誇る古刹。創建当初は「補陀羅寺」といった。1255年に破壊され、元の大徳5年(301年)に再建され円通禅寺と改名された。昆明最古の寺である。
  • 昆明 円通寺(えんつうじ)
  •   普通の寺院は南側に大門があり、そこから北へ向かって山を登るように建築が一直線に並んでいるが、円通寺は奥に進むにしたがって下っていき、一番重要な建築ものである大雄宝殿が最も低い位置にたてっている。
  •   大きな池のある寺内には、円通勝境坊、八角亭、円通宝殿、曲廊などの建築物がある。池の中に建つ八角亭の水面に映る優雅なその姿は一見の価値がある。八角亭から続く石橋は、その奥の円通宝殿へと続いている。円通宝殿には宋代の仏像や塑像が安置されている。前面の柱に巻きつき法話を聞く青と黄色の2匹の龍は明代の作品で、まるで生きているように見える。昔、この地方にしばしば起こった洪水を治めるため、争いあう2匹の龍を捕らえ、互いにしばりつけたという物語による。
  • 昆明 円通寺(えんつうじ)
  •   宝殿の後に銅佛殿があり、中に安置されている銅の仏像はタイ国から寄贈されたもの。
  •   円通寺は昆明市内唯一の仏教寺院として、参拝に訪れる人が絶えない。特に毎月1日〜15日(すべて旧暦)は寺内が参拝客でいっぱいになる。
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