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西安 興慶公園と阿倍仲麻呂の記念碑
- 興慶公園は西安城外、東南郊外にあり、唐代の興慶宮の一部。昔の興慶宮は玄宗皇帝の兄弟五人の王子たちの御殿として造営された。その後、皇帝や貴族たちがよくここで歓楽を尽くした。特に玄宗皇帝が728年に興慶宮で正式の政務を執りはじめてから、ここは大明宮に代わる唐代の政治の中心地だった。
- 園内には唐代の勤政務本楼遺跡、玄宗と楊貴妃が遊んだ沈香亭、花萼相輝楼、長慶軒、縛竜堂、南薫殿、竹翠亭、阿倍仲麻呂記念碑など多くの名所がある。
- 興慶公園にある阿倍仲麻呂の記念碑は、西安と日本の奈良市の友好都市関係締結五周年を記念して、1979年7月1日に立てられたもの。大理石作りの美しい記念碑の高さは6.1m、碑の正面には金文字で「阿倍仲麻呂記念碑」と刻まれ、側面には阿倍仲麻呂が故郷の奈良を偲んで詠んだ望郷詩と当の詩人李白が仲麻呂を哭す詩がそれぞれ掘られている。