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西安 華清池
- 西安市街地から東側の30キロ離れた臨潼県の驪山西北の麓にある。驪山は海抜1,256m、景色は美しく、三千年前の西周時代から続く温泉の湯元がある。
- 周、秦、漢、隋、唐などの帝王が避寒の場として、温泉宮殿をここに造った。特に唐の玄宗皇帝と「中国三大美人」の一人・楊貴妃のロマンスの地として、また1936年西安事件という現代史の舞台としても有名である。
- 玄宗皇帝は唐代一の繁栄をもたらした名君だった。彼の息子・寿王の妃であった楊玉環が白居易の『長恨歌』で「眸をめぐらして一笑すれば、百媚生じ、六宮の粉黛顔色なし」とまで詠われた絶世の美女だった。その美しさに一目惚れした玄宗は、寵愛していた武恵妃を失うと同時に後宮に迎えてしまう。745年彼女を貴妃という皇后に次ぐ位の官名に封じた。
- 747年、玄宗は都の長安の東約30qの所に自分の行宮・華清宮を造った。これらの宮殿は温泉を主として建てられたものなので、華清池とも呼ばれる。「春寒くして浴を賜う華清の池、温泉水滑らかにして凝脂を洗う」という『長恨歌』の一節がある。玄宗が最愛の妃・楊貴妃に湯浴みを賜ったことを記している。寒さを避けるために、毎年10月になると、玄宗は楊貴妃とともにここへやってきて、温泉に浸かり、春までを過ごした。
- 華清池は栄華を極めた場所で、二人が愛を確かめあったことにぴったりの舞台といえる。が、一代の名君と褒めたたえられた玄宗が転落して堕落の天使になった。毎日楊貴妃と歌舞、音曲、酒に明け暮れて、我が世の春を謳歌した。愛情におぼれた彼が政務をおろそかにするあまり世が乱れ、ついに755年安禄山の乱を招いた。