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西安 半坂遺跡博物館
- 半坂遺跡博物館は西安市の市街地から東6キロ離れた産河の東側にあり、黄河流域における比較的に完全に整った典型的な母系制社会の村落遺跡である。6,000年ぐらいの歴史を持っている。遺跡は面積が5万uで、居住区と墓葬区に分かれている。
- 1953年の春から、5 回にわたって発掘を行った。発掘面積は1万平米ぐらいにも達している。1958年に遺跡の上に中国で初めての遺跡博物館が建てられた。1961年に国から全国重要文化財に指定された。
- 花と樹木に覆われた半坂遺跡博物館の庭の中央に池があり、池の中に築山がある。その上に一人の18歳ぐらいの少女の彫像があり、少女は麻布のスカートをはいて、腕に陶製腕輪をはめ、手に底尖汲水瓶を持って、しゃがんで水を汲もうとしているが、突然魚と清らかな泉が目に入り、汲むか止めるかと迷っている様子で、多分魚を驚かすことを心配しているのであろう。少女はこのあたりで生活していた半坂遺跡の娘である。
- 半坂遺跡博物館には、展示室が三つと遺跡ホールが一つある。第一展示室には、中国原始社会の主な遺跡分布図、半坂遺跡博物館の建設、半坂遺跡人の生産活動、家畜の飼育、陶器の製造などが展示されている。第二展示室には、半坂遺跡人の社会組織、村落中央にある大きな長方形家屋遺跡、道具、炊飯用品、芸術と文化、絵画芸術、符号の利用、簡単な計算などが展示されている。第三展示室には、補助的な目的で主に陝西省原始社会史が展示されている。遺跡ホールには、早期の円形の家屋遺跡、半地下式の方形家屋遺跡、子供棺桶、文化層断面、境界の堀、共同墓地などが展示されている。