シーサンパンナ熱帯花卉園
シーサンパンナ熱帯花卉園は景洪市街地の中心孔雀湖公園からすぐ西、シーサンパンナ南薬園とは景洪西路を挟んで向かいに位置する。「雲南省熱帯作物科学研究所」の敷地内にある。雲南省熱帯作物科学研究所は熱帯植物の科学的研究を目的に1953年に設立された機関で総面積は700haもある。
景洪西路に面して立つ雲南省熱帯作物科学研究所の門をくぐり、まっすぐ進んでいくとシーサンパンナ熱帯花卉園にたどり着く。
シーサンパンナ熱帯花卉園は約80haの敷地を持つ大きな熱帯植物園である。「花卉」とは花のことで、園内の「百草園」には、鳳凰花、緬桂花、鶏蛋花など熱帯地方の花が300品種以上も植えられている。熱帯のシーサンパンナでは冬でもさまざまな花が咲き乱れている。
園内にはこのほかにも「棕櫚(シュロ)植物園」、「希少植物園」、「果樹園」、「経済作物園」などが設けられており、その数は7000品種にも登る。特に園内の池のそばには背の高いヤシなどが植えられ、まるで熱帯雨林のような景観を作り出している。
1961年に周恩来がこの地でミャンマーの総理と首脳会談をしたことを記念して、紀念碑も建てられている。