昆明　翠湖公園

　昆明翠湖公園は雲南省昆明のほぼ中心、螺峰山の麓にある静かな市民公園である。21. 6万平方メートル敷地面積のうちに湖水面積は18万平方メートルを占める。翠湖の東部には九つの湧き泉があって泉水が溜まって湖になり、昔は九竜池、蓮葉池とも呼ばれた。昆明明の頃まではデン池と繋がっていたが、その後、デン池の水位が下がり、独立した湖となった。
　明朝初年、雲南鎮守の木英かつてここで別荘を建てたので、中国雲南省歴代の官僚らが湖中では亭、台、楼、閣を作った。清朝の年間、雲貴（雲南貴州）総督の阮元が阮堤を造り、1919年、中国雲南省元省主席の唐継ヨウが唐堤を作った。南北に走る阮堤と東西方向の唐堤により湖面を5つのエリアに分けられ、湖面は景観の変化が富み、景観が素晴らしい。
　昆明翠湖岸には柳が茂り古びた楼台、亭閣、四季移した咲き乱れた花を映し、湖水が青い色に見えることから19世紀の初めに昆明翠湖と名付けられた。1985年以来、毎年11月から翌年の2月にかけてはシベリアから渡ってきたユリカモメが乱舞し、何千羽ものカモメがいっせいに湖上を飛翔するさまは壮観である。