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麗江 白沙村(白沙壁画)
- 麗江はかつて、麗江壁画と呼ばれるたくさんの仏教壁画が残っていることでも有名だった。文化大革命でそのほとんどが破壊されてしまいましたが、白沙村には今でもその一部が残っている。
- 白沙村は麗江古城から北へ約12kmのところにあるナシ族の小さな村。麗江でナシ族が最も早く住みついたところで、古いナシ族の民家がいたるところに残る風情のある村。ユネスコの世界遺産の文化遺産には、麗江古城と共に、この村も対象地域とされている。
- 南詔国(7世紀末〜902年)は玉龍雪山を北の護りと定め、この地に北岳廟を設けた。やがて明代になり、この地から出た木氏はここに宮殿や寺院を築いた。壁画はそれらの建築物の内部に残されている。 明の洪武17年(1384年)から万暦11年(1583年)にかけて描かれた壁画は大宝積宮内にある。高さ約2m、幅約4.5mもある大きなもので、麗江壁画の中でも一番の作品である。
- 『白沙壁画』がもっとも規模が大きく保存状態が良い。白沙壁画の題材は大乗仏教、チベット仏教、道教など、宗教関係が多く、金泥などを用いて絵に立体感をもたせているところに特徴がある。ナシ族、漢族、チベット族、ペー族の4民族の画家に描かせたもので、筆使いや色の選択に各民族の特徴が表われており、とても興味深い。
- 大宝積宮の周囲には他にも瑠璃殿や北岳廟などの古い建築物がいくつか残されている。かつて村の学校として利用さていた文昌宮は現在、木氏の歴史や文化を紹介する博物館として開放されている。