中国 四川省観光地図
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四川概況
- 四川は中国西南部に位置し、北西は青海省、北は甘粛省及び陝西省、東は重慶、南は貴州省及び雲南省、西はチベット自治区と接する。四川面積は48.5万キロメートル、人口は8356.5万人。漢、チベット、羌など13の民族が住む。東部には四川盆地が広がり、内陸にあるにもかかわらず温暖で肥沃な米作地であることから「天府之国」と称される。また観光資源も非常に豊富。「世界遺産」に登録されている観光地は七箇所に上り、九寨溝の渓谷の景観と歴史地区(1992年 自然遺産) 、黄龍風景区(1992年 自然遺産) 、峨眉山と楽山大仏(1997年 自然・文化複合遺産) 、青城山と都江堰(2000年 文化遺産) 、四川省のジャイアントパンダ保護区(2006年、自然遺産)等がある。四川省北部はジャイアントパンダの生息地として知られ、数は国内の85%以上を占め、世界的に有名なパンダの故郷といわれている。省内最高標高地点は、大雪山脈のミニヤコンカ山頂7,556m。
- 四川の歴史も古い。近年徳陽市広漢市で三星堆遺跡が発掘され、3,000年前にこの地に存在した仮面王国が明らかになった。四川は古代の巴蜀(はしょく、「巴」は現在の重慶一帯、「蜀」は現在の成都一帯)の地であり、前316年に秦によって滅ぼされ、秦の版図に編入され、その険しい山岳地帯である地理的条件から流刑の地とされた。前206年に秦が滅亡、劉邦が項羽から漢中と巴蜀が与えられると、この地を基盤として勢力を増大し、項羽を討ち中国を統一、漢朝を建てた。一方で漢王朝が出来てからしばらくは開拓が進まず流刑地として厳しかったが徐々に土地が豊になり、三国時代には劉備によりこの地に蜀漢を建て魏呉と天下を争った。五代十国時代には前蜀、後蜀が中原支配を脱し四川省を中心に独自の政権を樹立している。1001年(咸平4年)、北宋は成都府路・梓州路・利州路(かつての漢中、現在は陝西省)の4地方を統合して四川路を設置、これよりこの地を四川と称されるようになり現在に沿襲された。
- 四川の民俗風情も豊富多彩、四川の料理、酒も国内外に名を馳せている。四川はすでに国内外の観光者に注目される有名な観光地となっている。
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四川観光見所案内
成都武候祠 成都杜甫草堂 成都パンダ基地 成都寛窄巷子 成都文殊院 青羊宮 永陵博物館 望江楼公園 九寨溝 黄龍 楽山大仏 峨眉山 都江堰 青城山 雅安碧峰峡パンダ基地 四姑娘山 三星堆博物館 海螺溝(氷河公園) ミニヤコンガ(貢嗄山) 丹巴美人谷 稲城・亜丁 剣門関蜀道 ロウ中古城 昭化古城 ホウ統祠 蜀南竹海 自貢恐竜博物館 ソゲル大草原 神仙池 牟尼溝